本日、県庁で行われていた要望聴取会の最中、北朝鮮が5回目となる核実験を強行したという知らせが入った。
しかも、これまでの爆発の規模を上回る結果ということなので、着実に性能を伸ばしていることは言うまでもない。
いよいよ、核弾頭の小型・軽量化による弾道ミサイルへの搭載が現実味を帯びてきており、当然ながら日本をはじめ各国首脳は怒りを露わにして非難の声明を行っている。
さて一連のミサイル発射と核実験が意味するものは何か?
北朝鮮のこの暴挙は勿論「国連安保理決議」違反であり、隣国である日本にとっては喉元に突き付けられた刃であるのは言うまでもない。
だが私が危惧するのは、今回のこの実験の本当の狙いは単なる北朝鮮包囲網への反発ではなく、自国の技術力の高さを「顧客」に見せつける意図があったのではないかということだ。
つまりイスラム国などの組織や紛争地域、テロ集団への武器輸出を北朝鮮は拡大しようとしていると考えられる。
事実北朝鮮は、経済制裁が厳しさを増す10年ほど前までは武器輸出大国として上位に数えられており、金正恩新体制となって新型兵器の開発が実を結び、これら一連の行動は全てプレゼンテーションだったのではないだろうか?
そうなるともはや極東地域のみならず、世界全体が核の脅威に晒されている段階にきている。
我々日本国民も「対岸の火事」や「どこか遠くの出来事」扱いではなく、世界平和に貢献するために当事者意識で関心をもって注視しなければならない。